ワタクシ(九州支部長)が5年以上実践しているお腹が痛くならない「低フォドマップ(FODMAP)食」の効果

過敏性腸症候群(IBS)はFODMAPを含む食品を食べる事で、大腸内のガスが増えて、下痢や腹痛などが起こる症状です。
FODMAPとは小腸で分解や吸収がされにくく、大腸で発酵し、ガスを発生やすい各成分のことです。「ふぉどまっぷ」と読みます。
Fermentable(発酵性)Oligosaccharides(オリゴ糖)Disaccharides (二糖類)Monosaccharaides (単糖類)And Polyol(ポリオール)
の頭文字をとったものです。
ワタクシも30年以上IBS症状に悩み、病院に通い、様々な健康食品を試しましたが効果がなく、鬱々した日々を送っていましたが、IBSに効果がある「低フォドマップ食」を実践して、うっとうしいお腹の症状が軽快しました。
お金はほとんどかからず、知識と少しの努力で実践できる「低フォドマップ食」

IBSに悩む方々は1度チャレンジしてみてはどうか?と思う今日この頃です。

低フォドマップ食の始め方

2017年12月12日 宇野コラムより


低フォドマップ食の始め方:基本


日本低フォドマップ推進会編集



注意:著者(宇野)は「低フォドマップ食」に関して、特許庁から認可された商標登録の第41類:食餌療法に関する知識の教授、食材・栄養・健康に関する知識の教授および、第44類:食餌療法による健康指導、医療情報の提供の権利を有しています。



1.本当に過敏性腸症候群なのか?


まず、「低フォドマップ食」の対象者は、さまざまな検査を受けて、下痢では感染性腸炎や潰瘍性大腸炎、クローン病などの病気がなく、便秘では大腸癌や巨大結腸症がなく、また、腹痛に関しては、胃カメラを受け異常がなく、過敏性腸症候群と診断されていることが前提になります。自分自身で、ネット情報などで、過敏性腸症候群と思い込むことは、重大な疾患が隠れている可能性もあるため、思い込みは危険です。なお、2016年のローマⅣ基準(世界統一の過敏性腸症候群の診断基準)では、腹痛があることが必須条件なので、ただ単に腹部膨満だけある人は過敏性腸症候群ではありません。



2.腹痛がない場合は?


多くの過敏性腸症候群では、腹痛以外に、下痢、便秘、腹部膨満、腹部不快があります。それらの症状は、ほとんどがガスや水分増加による症状ですが、腹部膨満だけで腹痛がない場合もあります。その場合は、機能性腹部膨満、機能性便秘、機能性下痢に分類されます。しかし、それらは、腹痛がないとしても低フォドマップ食が有効です。その理由は、そもそも、低フォドマップ食が有効とされたのは、2016年の新しい診断基準ではなく、それ以前のローマⅢ基準(腹痛だけではなく、腹部不快も含まれていた)で検討され、有用性が確かめられているからです。つまり、低フォドマップ食は、ローマⅣ基準の過敏性腸症候群と機能性便秘、機能性下痢、機能性腹部膨満に対して有効であるということです。



3.なぜ、過敏性腸症候群で腹痛が起こるか?


同じように、腸にガスが多くても、また、水分が多く下痢をしても、腹痛を生じない人と、腹痛を生じる人がいます。その違いは、痛みの感受性の違いによると考えられています。つまり、痛みを感じやすい人は、「内蔵過敏症」を有していると考えられています。これには痛みの閾値が関与しており、閾値がどうして変化するのかについては、現在、最先端研究の課題であり、様々な仮説が立てられています。それを精神的ストレスとする学者、それを局所的な粘膜での脆弱性(リーキーガット)とする学者など、さまざまですが、私は腸管血流が影響しているという仮説を立て、国際雑誌に掲載予定です。どのような仮説であってもいいのですが、その方程式は、最終的に肥満細胞の増加・活性によるヒスタミンなどの痛みの閾値を下げるメディエーターが影響しています。過敏性腸症候群の人の中には、花粉症で抗ヒスタミン薬を飲むと、腹部膨満はあるが、腹痛が軽快するという人もいることは事実です。いずれにせよ、腹痛の有無にかかわらず、下痢や便秘、腹部膨満を予防するためには、低フォドマップ食が有効です。



4.低フォドマップ食の始め方


著書「過敏性腸症候群の低フォドマップ食」著者:宇野、Office UnoColumn
に記しておりますが、高フォドマップ食を食して、4,5時間後に症状を来すかを判断することが必要です。まず、普段の食事を1週間自分で記載することから端ます。同時に、食事の時間、食事、飲み物、症状、排便を記入します。そして、1週間の記録をみて、高フォドマップ食をチェックして、自分の症状に一致しているかを判断します。そして、納得した段階で低フォドマップ食を開始します。



5.低フォドマップ食導入期での注意


日本の加工食品には、表示されていない高フォドマップ成分が混入されていることが少なくないため、導入期の4週間は原材料のはっきりとしているものだけを選びます。忙しくて、よくわからないという場合は、とにかく、温かい白ご飯と、卵、肉、魚、ホウレンソウ、レタス、トマト、ニンジンだけを選びます。その間、他に何が良いのか、勉強して4週間を乗り切ります。その結果、症状が改善すれば、チャレンジ期に進みます。冷たいご飯は、レジスタントスターチが増加するため、小腸で吸収されず、大腸で発酵して、高フォドマップのような作用をすることがあるので、必ず温めるか、どうしても温められない場合には、噛む回数を増やして、吸収されやすように工夫が必要です。


トマトは現在チャレンジ期です

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